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生活編

私が住んでいたところはメキシコの首都メキシコシティです。メキシコは暑いというイメージがあるようですが、ここメキシコシティは海抜2300mのところに位置し、温暖な気候で一年中過ごしやすいところです。現地の人には感じないようですが、海抜2300mもあると空気も平地の4分の3と薄く気圧も低いようで、日本から持ち込んだビニール袋入りの食品は気圧の関係でプクっと膨らんでしまいました。また直に慣れましたが、赴任した当時はちょっと階段を登ったりするとすぐ息切れしてしまうのも空気が薄いせいでしょう。

空気​



メキシコシティは世界でも空気の悪いところとして有名です。工場や車から出るスモックの問題があるからです。ここは周りを山で囲まれているため、空気の流通があまりなくスモックの問題は政府の頭を悩ましているようです。政府は車の運転をナンバープレートの番号で制限したりしていますが抜本的な解決にはなってないようです。車には日本のような車検制度はありませんが、排気ガスの検査制度はあり合格すればステッカーを貼るようになっています。だからといって深呼吸が出来ないほどめちゃくちゃ悪い空気ではありませんが、私が住んでいたアパートの6階の窓から遠くの山が見える日はごくわずかです。



海外旅行に行ったら生水は飲むなと言われますが、ここでも生水は飲みません。ミネラルウォーターを買いますが、ミネラルウォーターにも質の点で色々ランクがあるようで、そのまま飲めるものからホットコーヒー等煮沸して使えばOKなものとかあります。私は水道の水では食器洗いや歯磨きはしますが、そのまま飲むことは絶対にしません。飲んだらどうなるかと言われても飲んだことがないので分かりませんがたぶんお腹こわすでしょう。日本の水道の水は塩素消毒の臭いが多少しますね。こちらの水は全然しません。塩素消毒は体には良くありませんが、全然塩素の臭いがないというのも殺菌されてないようで雑菌や大腸菌の繁殖が気になります。

洋服、化粧​



こちらに来たら洋服の値段は安いかと思っていましたが、そんなことはありません。デパートでは日本と変わらない値段します。でもこちらの人は男性も女性も結構おしゃれです。また日本に比べ暑くなく寒くなくといった気候なので、そんなに服の種類は必要ありません。コートやジャンバーが必要な時期はごく一時期です。女性の化粧は日本に比べけばけばしいというか、濃いというか、アイラインもきついですね。おばさんでもしっかり化粧しています。マニキュアも真っ赤とかシルバーとか派手です。

住居​



私が住んでいたアパートは、メキシコシティでも治安がいいとされているポランコ地区にあります。私のアパートには24時間警備と駐車場があります。この周辺ではあまり日本人は見ませんが、日本人がこちらに住む場合は24時間警備は欠かせません。いくらメキシコシティで治安がいいとされていても東京の犯罪率と比較すると比べものにならないほど犯罪、特に強盗が多いです。家具付きのアパートに住んでいますが、最初に部屋の中を見たときはその広さにびっくりしました。日本の一つ一つの部屋がいかに狭いかを感じます。でも住居の作りはおおざっぱで特に電気配線関係は漏電が気になるところです。よく停電しますし断水も一度経験しました。エレベーターもよく故障します。

電気関係



メキシコは125V、60Hzです。コンセントの形状は日本と同じなので電圧さえ対応していれば日本の電気製品はそのまま使えます。日本から持っていった電気ひげ剃りやノートパソコンはダイレクトに差し込んで使っていました。ただパソコンは電圧の変動が激しいので安定化電源を使った方がいいです。電気釜は日本製の100V仕様なので変圧器を使いました。電圧は115Vから125Vぐらいの変動があるようです。
照明は蛍光灯より圧倒的に電球が多いです。なぜ照度が明るく消費電力が低い蛍光灯が普及しないのか不思議です。たしかに価格は電球の方が安いのですが、長い目で見れば蛍光灯の方が安上がりと思うのですが。

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