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警察の賄賂パート2 1998/10/8

最近はメキシコ警察はすぐ賄賂を要求するものだという認識が固まりつつある中、今日も賄賂を取られてしまいました。

 

私の会社では今、商品の輸出をアメリカに週1回の割で行っております。輸出は下請工場から行いますが、その下請工場の敷地内にトラック(48Ft)が入らないため、路上での積み込みとなるわけです。その道路は一方通行であまり交通量も多くない道路です。

しかし道路の片側には路上駐車している車があり積み込みのトラックは路上駐車の横に止めざるおえません。でも道路は積み込みトラックで道をふさいでいるわけでもなく問題なく通行できます。そういう状況の中、積み込みには約1時間を要するわけですが、トラックが到着するとどこからとなくパトカーがスーとやってきます。パトカーの警官はここに止めて積み込みをやってはいけないというようなことを言っています。我々は、ここで積み込みしないかぎり出荷は出来ないのです。こちらは何とか状況を理解してもらおうといろいろ説明してもだめです。また警官はすぐ賄賂を要求してきます。今日も警官が要求する金額の50ペソ(約650円)を渡しました。金額は日によって異なり、100ペソのときもあります。金を渡すと警官はニコニコしてさっさと行ってしまいます。賄賂金額は少額ですが、すぐ賄賂を要求するメキシコ警察の体質には我慢ならないものがあります。今回賄賂を渡したパトカーの後、4台の違うパトカーが次から次にやってきて、いちゃもんをつけてきました。まるで餌に集まるはげたかのようです。もう賄賂渡したと言うと、あきらめて立ち去りますが。

 

商品の出荷はいつもこんな感じです。メキシコ警察は自分達のこづかい稼ぎのためにパトロールしていると最近思うようになりました。

 

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