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余暇編

こちらで生活するに当たり、土日や平日の夜を退屈しないための楽しみをいくつか紹介します。

衛星テレビ



こちらに来てすぐ衛星テレビ「スカイTV」の手続きをとりました。NHKの放送を見たかったからです。NHKだけでよかったのですが、基本セットチャンネルがあるためそういう訳にもいきません。「スカイTV」との契約手続きは会社のアシスタントの人にやってもらったので、詳細は知りません。とにかくNHKが映るようにしてくれとお願いしました。NHKは海外向けに放送を行っているため、日本での放送通りではありません。日本と同時刻、つまりリアルタイムに放送しているものもあります。例えば大河ドラマとか朝の連続ドラマとかです。「クローズアップ現代」も日本と同時刻です。これらの番組は私の楽しみの一つでした。海外向け放送ですからニュースも英語で話している番組もあります。NHK放送で困るのは、たまに「放送権の都合によりご覧になれません。」という表示とともに音声だけになることがあることです。以前のワールドカップのニュースでもそうなりましたし、頻繁ではありませんが、ときたまあります。こちらはお金を払って見ているのに見れないとは何事かと思いますが、映らないのは仕方ありません。その他スカイTVでは50チャンネルほどが見れますが、言葉が分からないので私はもっぱらNHKばかりです。

上の写真はスカイTVレシーバー。

インターネット



毎日、会社から家に帰って愛機「Macintosh PowerBookG3」のパワーキーを押すのは日課になっていました。日本にいる友人たちとのEメール交換のためです。(日本に帰ったときに浦島太郎にならないためにも情報交換は必要でした。)プロバイダーは日本にいるときからメインはアットニフティでサブとしてNJSに加入しておりました。アットニフティには私設電子会議室(社会人音楽団体専用パティオ)を開設していた関係上、あちらに行ってもプロバイダーを変更せずに通信をやっていました。ではどうやって日本のアットニフティに接続しているかといいますと、アットニフティはアメリカのパソコン通信会社であるコンピュサーブと提携関係にあり、そのコンピュサーブのアクセスポイントがメキシコシティにもあるため、コンピュサーブ経由でアットニフティに接続していたわけです。インターネットなら文章の他、写真や音声も送れるので、時差のある海外の場合なくてはならない通信手段です。

レンタルビデオ



テレビもNHKばかりでは面白くありません。またNHKは朝11時ごろから夕方の5時くらいまで再放送の番組が多いのです。ですから土日の昼間はビデオを借りてきて見ることもしばしばです。

 

レンタルビデオには、こちらの日本人向けレンタルビデオ店と現地人向けレンタルビデオ店があります。

日本人向けレンタルビデオ店でのレンタルビデオの内容は日本で放送されているテレビ番組の録画ものです。私がいつも借りている店では、電話で注文したら配達と回収をしてくれます。1本4泊5日で25ペソ(約300円)です。

 

現地人向けレンタルビデオ店では日本にもあるような映画のレンタルビデオです。アメリカ映画が多いようですがメキシコ映画もあります。邦画はありません。私は言葉が分からないのでもっぱらアクション映画専門です。先日見た「エアホースワン」は大変面白かったです。1本25ペソ(約300円)で新作は1泊2日、旧作は3泊4日です。配達、回収はありません。

 

映画



こちらにもりっぱな映画館があります。映画館は十数本の映画を同じ場所で同時放映しています。福岡のキャナルシティにある映画館みたいなもんです。こちらの映画は入場料がたいへん安く大人34ペソ(約370円)です。前ページで説明したレンタルビデオの料金とあまり変わりません。席もゆったりしていますし、座席に飲み物を置くホルダーが付いています。日本みたいに行列が出来こともありません。特に土曜や日曜の午前中はガラガラです。見たいときにいつでも見れる映画館です。当たり前なことですが、アメリカ映画は字幕にスペイン語が表示されています。

 

ギター



私の趣味にクラシックギターがあります。日本で使っていたギターはあちらに持っていくと壊れそうだったので、日本に置いてきました。それであちらに行ってすぐに練習用のギターを買いました。楽譜も日本から3冊ほど持参しましたので、その練習をやっていました。日本にいたときは社会人のマンドリンサークルに所属していましたので合奏主体でしたが、あちらに行って独奏主体になってしまいました。
メキシコの音楽ではマリアッチが有名ですね。写真はマリアッチではなくエストゥディアンティナ Estudiantina(伝統的な衣装でセレナーデを歌い歩く学生の一団の意味)といいます。私も何度かマリアッチやこれらの演奏を聴く機会がありましたが、言葉は分からなくても生の音楽を聴くと心がウキウキしてきます。音楽というものは世界共通の言葉なんだなとつくづく感じます。

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