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歯の治療 1998/10/24

虫歯はメキシコに赴任する前に治療して行きましたので完璧のはずだったのですが・・・「さきいか」を食べていて、治療した奥歯の一部が欠けてしまいました。外側側面にぽっかり穴が空いてしまいました。痛くはないのですが、以前の治療で歯の強度が弱っていたのでしょう。日本に今度帰省したときに治療しようかと思ったのですが、時間がないかもしれないと思い、メキシコで治療することにしました。

 

メキシコの病院は治療が荒いと聞いていましたので、まず日本人の歯医者を探しました。そしたら自宅の近くに佐藤歯科医院というのがありました。ラッキーです。電話してそこへ行きました。先週の金曜日10/16のことです。まず治療室に入ると、みんな個室です。先生は1人なのですがメキシコでは個室でないといけないそうです。プライバシーと感染の問題があるそうです。でも靴を履いたまま診察台に座るのって衛生面で問題にならないのでしょうか。診察してもらったら2回の治療で終わると言われ、さっそく治療に入りました。この日は以前治療した後を削って歯形を取りました。先生は話好きで治療中にいろいろ世間話をしました。一時間ほどでこの日の治療は終わりました。

 

そして今日は二回目。朝、9時に予約を入れていました。金属で欠けた奥歯を覆い接着して終わりました。治療の後、先生がコーヒーでもと言ってくれて1時間ほど世間話をして帰りました。今日の患者は私だけでした。メキシコの歯科は今、不況で患者が少ないそうです。虫歯を持っている人が少ないのではなく、治療費を払える人が少ないそうです。だからみんな歯医者へ行かずにがまんしているそうです。治療費も日本と比べると全体的には安いのですが、日本は健康保険があり2割負担ですから、それと比べると健康保険のないメキシコは高くつくのでしょう。治療証明書を書いてもらったので、税金の控除が治療費の36%あるそうです。治療費は2回分で500ペソ約6000円でした。

 

世間話で先生と色々話したのですが、歯の材料はほとんど輸入物だそうです。輸入先はアメリカが多く、他に日本、ドイツからもあるそうです。治療を受けてみて、治療の技術や設備は日本と変わらないと感じました。変わっているのは、診察室に演歌が流れていることです。そうです。佐藤先生は大の演歌好きでした。家には立派なオーディオのレーザーカラオケ設備があるそうです。

 

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