top of page

メキシコの披露宴 1998/7/12

7/10~11にかけて、ティファナというところに行って来ました。メキシコでの下請け会社の社長さん(女性)の長男が結婚するということで、その披露宴に出席して来ました。ティファナはメキシコシティから飛行機で約4時間ほどかかるところにあり、すぐ隣がアメリカ国境のサンディエゴです。海が近くにあり、空気もたいへん澄んでいました。

 

メキシコの披露宴は夜するのが一般的だそうで、私が招待された披露宴も7/10(金)の夜ありました。20:30ぐらいから始まると聞いていたので、ホテルの披露宴会場に行くとまだ人影がまばらで、ほとんど来ていません。会場の真ん中にはダンスを踊れるスペースがあります。まあ、そのうち始まるだろうと思い適当なところに私は座りました。すぐホテルのボーイが飲み物をサービスしてくれました。テーブルはどこでもよく、場所の指定はありません。ただ親族関係だけは、テーブルが決まっていました。座席数は200名分くらいあったでしょうか。30分、1時間と待っていましたが、まだ始まりません。招待客は多少集まってきていましたが、親族関係もまだです。そのうち生バンドの演奏が始まりました。演奏もうまくプロのようです。22時になって親族の方が集まって来ました。私は社長さんに親族席へどうぞと言われ、席を移動しました。

 

22:30になってようやく新郎新婦が登場しました。みんな拍手で出迎えます。新郎は黒のタキシード、新婦は白のウエディングドレスです。日本みたいに司会者はいません。すぐに料理が出てきました。料理といっても日本みたいに豪勢なものではありません。デザートまで食べ終わるころ、何人かの人達がバンド演奏に合わせてダンスを踊り始めました。ゲームもあります。独身の女性だけが集まって、新婦の投げるブーケを取った人に次の運があるというものです。また反対に独身の男性だけのもありました。ゲームが終わるとまたダンスです。とにかく明るくにぎやかです。そのうちに新郎新婦が各テープルをまわり、来てくれた人達に感謝の言葉を交わしていきます。日本のキャンドルサービスに似ていますが、各テーブルのキャンドルは初めから火がついていました。これが終わるとまたダンスです。新郎新婦もダンスに加わります。

 

披露宴写真

始まって2時間が経ち0:30になりましたがまだ終わる気配がありません。私は眠くて眠くて、というのもメキシコシティとティファナは2時間の時差があるので、0:30ということはメキシコシティ時間では夜中の2:30なのです。親族の方に挨拶して私はホテルの部屋に戻りました。

 

メキシコの披露宴はたいへん明るくにぎやかであり、みんな踊りが上手でした。仲人も司会者もいなくて、料理も日本から比べると質素で引き出物もありません。招待客も披露宴会場でお金を渡すことはなく、後日プレゼントをします。披露宴にお金はあまりかけず、たくさんの招待客を呼んでみんなでお祝いをするというものでした。またこの披露宴費用は新婦側でもつそうです。日本みたいに招待客をどの席にしようかとか、親族代表挨拶や会社代表挨拶といった食事の前の前置きがなく、いろいろとかしこまらない点はいいですね。でも始まりの時間だけははっきりしてほしいと思ったのは、私だけでしょうか。

bottom of page